安心・安全なインプラント治療に取り組む丸子歯科
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インプラントが入ってから知りたいこと

インプラントが入ってから知っておきたいこと

「歯が抜けたけれどどうしよう・・・」
「入れ歯がしっかり咬めなくて困る」
「最近よく聞くけれど、インプラントってなんだろう?」

と気になってはいるけど、どうしていいかわからない。なかなか人に聞けないし…。
そんなみなさんの不安にお答えしていけたらと思います。

植物

1.インプラントの寿命

インプラントって入ったらどれくらいもつの?寿命ってあるの?
そんな疑問にお答えします。

2.インプラント耐久性

ブリッジや入れ歯と比較した場合。
天然の歯と比較するとさて、どれくらいの耐久性なのでしょうか?

3.インプラント メインテナンス

インプラントを入れたら終わりじゃないの?
丸子歯科は、その後のメンテナンスもしっかり対応します。

4.インプラントと歯周病

歯周病の人はインプラントができないのか?
歯周病の治療をインプラント前に行った方がいい理由を説明させていただきます。

5.インプラントと喫煙

タバコってインプラントと関係あるの?タバコを吸っているとインプラントはできない?
そんな疑問の答えがかかれています。

6.インプラントと免疫力

インプラントと免疫力って関係あるの?
不思議に思うかもしれませんが実はあるんです。

インプラントの寿命

「歯科で治療したインプラントは、どのくらいの寿命があるのか?」については、患者さんの多くの方が気になることだと思います。

老夫婦

インプラントについて、患者さんからもっともよく聞かれる質問は「どれくらいもちますか?」「一生もちますか?」というものです。

インプラントがはじまって、現在40年余り

「一生もちます」とすぐにお答えできればよいのですが、現在のタイプのインプラントがはじまって、現在40年余りですので、世界中で40年以上もったものは今の所ないわけです。

そして40年余の耐久性の最長記録は、これから更新されていく段階です。
ですから、100歳まで生きるつもりの30歳の方に、「はい、一生もちます」とは現段階では誰も言えないのが現状です。

耐久期間についてはっきり言えない理由が、もうひとつあります。
それは、インプラントが骨とガッチリ結合したとしても、その後のケア次第では、天然歯のとき同様に歯を支えている骨が溶けて、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)になりグラグラします。
インプラントは虫歯になる心配は全くありませんが、歯周病はご自身の歯と全く同様に進行してしまうのです。

そのため、インプラントを入れたら、歯科医院での定期的なメインテナンスが必須です。
セルフケアで取りきれない汚れをしっかり取り、インプラントの歯周病を防ぎます。
また、噛み合わせをみて、インプラントや周囲の歯に偏った無理な力がかかっていないかを調べ、インプラントへの影響を防ぎます。
つまり、インプラント治療とセルフケア+メインテナンスはインプラントを長持ちさせるためには必須だと思ってください。

孫とおじいちゃんとおばあちゃん

「インプラントの寿命はどれくらいですか?」のご質問には、「日本に導入されて約30年ですので、それ以上の結果はまだ出ていませんが、患者さんの毎日の丁寧なセルフケアや歯科医院での定期的なメインテナンス次第です。」ということになります。

しかし、実際に植立されたインプラントの平均寿命も多くの論文で発表されていますので、それについて説明したいと思います。

生存率で見てみる

インプラントの平均寿命を考える上では、「平均生存率」のデータが多く報告されていますので、具体的には生存率で見てみることにします。

ブリッジは、   約10年で50~70%が生存(残る)
インプラントは、 約10年で90~95%が生存(残る)
入れ歯は、    約5年で40~50%が生存(残る)

という論文が多いです。

これだけを比較するとインプラントの方が優れているということになります。
しかし、この平均生存率は、患者さん個々の状況によりかなり違います。

生存率に影響する因子としては、

  1. 歯周病
  2. 噛み合わせや歯ぎしり等の力の集中度
  3. ブラッシングのレベル
  4. 全身疾患(糖尿病 等)の有無
  5. 喫煙の期間と本数
  6. 定期検診(メインテナンス)をきちんと受けているか?

等 さまざまな因子により治療の予後(将来性)は変わってきます。

また、ブリッジの場合には、土台となる歯が『神経があるか ないか』によってもかなり違います。
上記のさまざまな条件により異なりますが、生存率はあくまで全国的厚生労働省が集めたデータの平均です。

丸子歯科で考える寿命の目安

丸子歯科では寿命の目安としては、入れ歯やブリッジは「短くて数年 長くて10数年程」インプラントは「10年以上」が一つの目安ですが、当院の目標は「20年以上」です。
ちなみに、丸子歯科でのインプラントの実績は、最長期間は平成4年にインプラント治療をはじめましたので、今のところ20年ですが、現在更新中です。
10年以上生存率は99、8%です。(平成24年4月現在)

大切なことは、あなたの年齢や全身的状況、口の内の状況をふまえ、どんな食生活を送りたいかで、ご自身に一番合った治療方法を選択することです。

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インプラントの耐久性

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インプラントの耐久性はどれくらい?

学会レベルでは、インプラントの成功率(10年以上問題なく使えている)はおよそ90%~95%と言われています。
ただし、今のタイプのインプラントは臨床応用されてからの歴史は30年くらいであり、平均何年使えるかという科学的データはまだありません。
ここで、2つの視点から「インプラントはどれくらいもちますか?」というご質問にお答えします。

(1)ブリッジや入れ歯と比較した場合
(2)天然の歯と比較した場合

ブリッジや入れ歯と比較した場合

≪10年成功率≫  (10年間問題なく使用できたもの)

ブリッジ ・30~50%(平均5年~7年)
・構造的にどうしてもブリッジを支える歯に負担がかかる
入れ歯 ・10%(平均3年~5年)
・構造的にどうしても入れ歯を支える歯に負担がかかる
インプラント ・90%~95%
・インプラントをいれることで、残っている他の歯を守ることができる

※上記のブリッジ・入れ歯のデータは、厚生労働省のデータです。

天然の歯と比較した場合

天然の歯を失う原因は、主には

  1. 歯周病
  2. 歯根破折(歯が割れること)
  3. むし歯
  4. 外傷(ケガ)

です。
一方で、インプラントを失う原因の大半は歯周病(インプラント歯周炎)です。

歯周病
(インプラント歯周炎)
歯根破折 虫歯
天然の歯 歯を失う3大原因の一つ。
糖尿病や喫煙は、大きなリスクファクター
歯を失う三大原因の一つ。
歯が割れてしまうと、根本的な治療はない。
歯を失う三大原因の一つ。
近年では、フッ素やキシリトールの普及で虫歯で歯を失う人は減ってきている。
インプラント 歯周病への抵抗力は、天然の歯よりも弱い。
天然の歯以上に自己管理が必要。
インプラントの破折は設計にムリがなければほとんど問題ありません 虫歯にはならない。

◎…心配なし
〇…余り心配ない
△…用心は必要
▲…十分な用心が必要

結論

(1)ブリッジや入れ歯と比較すればインプラントはより長持ちします。
(2)親からどんなに良い歯をもらっても自己管理が悪ければ、その歯を失ってしまいます。

世界一の名医にインプラントを最高の条件でやって貰ってもヘビースモーカーであったり、自己管理が悪ければそのインプラントを失ってしまいます。
「どのくらいインプラントはもちますか?」はセルフコントロールによるところが大きいです。

(3)インプラントは歯周病(インプラント歯周炎)に対する抵抗力は弱いため、用心が必要ですが自己管理をしっかりすることで、長持ちする可能性は高いです。

ただし、ご自身の歯にまさるものではありませんのでまずはご自身の歯を大切にしましょう。

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インプラントのメインテナンス

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インプラントのメインテナンスとは…

「インプラントを入れた後、定期的に歯科医院に通う必要がありますか?」とよく質問されます。
答えは、「定期的な検診を強くおすすめします。」です。

インプラントは、虫歯になる心配はありませんが、インプラントの周りに長い間細菌が溜まっていたり体の免疫力がかなり下がったりすると、インプラントの周りに炎症が起きてしまいます。
そして、それを放置するとインプラントを支える骨が溶け、インプラントが抜けてしまうこともあります。
これは、学会での報告も多く「インプラント周囲炎」と言われています。

インプラントは治療後の定期検診が大切です。当医院では、末永くインプラントを使用して頂けるように継続的なメインテナンスプログラム(定期健診)をご用意しております。

定期検診、メインテナンスが必要な理由

(1)インプラントの周りの組織は、血液供給や代謝の面で天然の歯よりも感染などに対する防御力が弱いです。
その結果、一旦炎症が起こってしまうと急激に進行してしまうことがあります。
そのため、炎症などの異常があれば出来るだけ早期に見つけられる様に定期検診が必要です。

(2)天然の歯は「歯が骨にバネでつり下げられている」状態です。
インプラントは「骨と直接くっつけている」状態となります。
このため、天然の歯は何か問題が起きると歯が浮いてきたり、グラグラしてきて「その歯の危険」を歯が教えてくれますが、インプラントの場合は、かなり状態が悪くなるまで動かないため悪くなっていることに自分では気づきにくいのです。
その自分では気付きづらい異常は定期検診でしかわかりません。

(3)どんな人も、年を経るごとに歯がすり減ったりして咬み合わせの状態が変わってきます。
天然の歯は咬んだ時にわずかに沈むのですが、インプラントは咬んだ時に沈むことはありません。
この違いから、年を経る事にインプラントが天然の歯よりも少しずつ強い咬み合わせになっていくことがあります。
このため、定期検診ではインプラントの咬み合わせもチェックします。

(4)インプラントの周りは構造が複雑で、まめにお手入れしないと汚れが溜まりやすいです。
定期検診では、インプラントの周りの細かい汚れもしっかり洗浄し汚れがつきにくい状態に仕上げます。

インプラントは天然の歯と同じように咬むことができて、とても快適なものですがその構造は歯とは違います。
その複雑な構造のゆえに、定期検診・メインテナンスが絶対に必要です。

当院では、定期検診に来て頂けることがインプラントの保証条件です。

・ゴールド冠、シルバー冠        7年保証
・セラミック、ハイブリッド冠・前装冠  5年保証

保証期間のメインテナンス来院回数 保証内容
年2回以上
年1回以上術後1年間来院なし
もしくは来院間隔が1年以上あいている場合
100%
75%50%
2年以上来院なし 0%

定期検診で行うこと

問診

  • 咬み合わせや歯肉の状態をチェック
  • 痛み、違和感がないかなどの確認をします

歯磨き

  • 歯磨きのチェック
  • 歯磨き指導
  • プラークが溜まっていれば歯のクリーニングを行います

当医院のメインテナンスプログラム

  • インプラント安定期後4か月おき
  • 引き続き定期的に治療、ケアに来て頂きます

※ホームケアに不安のある方はご相談ください。

インプラントの寿命は患者さんのお口の衛生状態によって大きく変化します。

定期検診が、インプラントの寿命を延ばすことに繋がります。ぜひ大切になさって日々の生活を豊かにして下さい。

※咬み合わせや歯肉に異常を感じなくても、定期検診を受けるようにお願いします。

※当医院で行ったインプラント治療には保証期間を設けていますが、この定期検診を受けて頂けない場合は、保証の対象外となります。

※歯肉の出血や腫れ、違和感、歯の欠けや揺れなど、お気付きになられた時は、定期検診時期に関わらずご連絡下さい。

保証書について

当院では、インプラント治療を終えられた方全てにインプラント保証書を発行しております。
内容といたしましては、インプラント上部により保証が異なります。

  • ゴールド冠、シルバー冠 → 7年保証
  • セラミック、ハイブリッド冠、前装冠 → 5年保証

※保証をきちんとさせていただく条件としまして、保証期間中のメインテナンスの来院回数により保証内容が異なります。

来院回数 保証内容
年2回以上 100%
年1回以上 75%
術後1年間来院なし、もしくは来院間隔が1年以上あいている場合 50%
2年以上来院なし 0%

※保証期間内であっても、保証できない場合

  1. 患者さんの重大な不注意や不慮の事故など明らかに当院の責任でない場合
  2. 診療時に全く予期得ない口腔状態の変化による場合
  3. 当院の指示に従っていない状態での使用による場合
  4. 定期検診を受けて頂けなかった場合

インプラントは虫歯にはなりませんが、インプラント歯周病になる場合があります。予防の為にもきちんとメインテナンスを受けて頂き、健全な状態を保つことをおすすめしております。

 

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インプラントと歯周病

「歯周病の治療をしてからインプラントをした方がいいですか?」と時々質問があります。
その答えは「その方が絶対に良い」です!

歯周病が進行した患者さんは歯周病の治療をしっかり行ったとしてもその後のインプラントの『成功率』(インプラントが完全に良い状態で5年以上維持される状態)はそうでない人よりも低いことが分かっています。

ただし、インプラントの『生存率』(インプラントが抜けることなく5年以上ちゃんと咬める状態)は適切な歯周病治療を行えば健康な人と同じくらいの高い水準を保てることも分かっています。

歯周病は完治する病気か?

歯周病の本質は骨の病気です。歯を支えている骨がどんどん減ってしまうことで歯が動き、
骨が完全になくなってしまうと歯が抜けます。

そのため「失われた骨を元通りにする」ことができればベストですが中度~重度の歯周病では、現在の医学ではそれが難しい場合が多いです。
(※当院では、歯周病治療の一環として「骨の再生療法」を行っておりますが全ての症例で出来る訳ではありません。)

「歯周病で失われた骨が完全に再生する」ことを完治とみなすならば、ほとんどの歯周病が完治する訳ではありません。

孫とおじいちゃん

インプラントの前に歯周病の治療を行った方が良い理由

(1)除菌の観点から

インプラントが抜けてしまう原因は多くは「インプラント周囲炎」といって歯周病菌によってインプラント周りの骨が溶かされてしまうことでおこります。

歯周病の歯の周りは、歯周病菌にとっては格好の繁殖でありこれを放置したままインプラントをしてしまうとそれらの菌がせっかく入れたインプラントの周りにやってきて、インプラントの周りでも増殖してしまいます。

実際、多くの実験で歯周病の患者さんを調べると、インプラントを入れて2週間以内にはインプラントの周りに多くの歯周病菌がやってきていることが分かっています。
当院では、歯周病治療としての除菌療法を十分に行ったのちのインプラントをお勧めしております。

(2)咬み合わせの観点から

歯周病が進行すると歯が浮いてきたり、動いたりすることで咬み合わせが安定しなくなることがよくあります。
残っている歯の本数が少ない場合には、歯周病の治療をしても咬み合わせを安定させることが難しい場合もありますが歯周病の治療を行うことで、全体の咬み合わせのバランスが落ち着くことも多くその後にインプラントで咬み合わせを作っていくとさらに安定した咬み合わせになります。

(3)審美的な観点から

おじいちゃん多くの歯周病には、治療後に腫れていた歯肉が引きしまって歯肉の色もキレイになっていきます。それと同時に、歯肉が下がるという現象も起きます。

インプラントを入れる場合は、その人の本来持っている最も自然な歯肉の位置や形に合わせ入れますので歯周病が落ち着いてその人本来の良い歯肉の状態にならないとそれに合わせることができません。

特に前歯にインプラントを入れる場合には、歯周病の腫れが残っていると最終的に美しい仕上げができなくなります。

(4)治療計画の観点から

これは、重度の歯周病にかかった歯がある場合の話です。
歯周病の治療やホームケアでやれるだけのことをやっても腫れや痛みを繰り返す歯がある場合その歯の存在自体が、これから入れようとするインプラントにリスクになってしまう場合があります。

特に、その歯のお隣にインプラントを植立しようとする場合そのインプラントは常にその歯の腫れや膿の悪影響を受け続けます。
逆に言えば、インプラントをやる前に歯周病治療を行うことで「どうしても治りづらいハイリスクの歯」を見つけることができる訳です。

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インプラントと喫煙

「タバコを吸っているとインプラントってできないの?」とよく質問を受けます。
タバコが与える様々な影響をいくつかあげてみました。

禁煙

タバコを吸っているとインプラントはできないというのは本当‥?

タバコを吸っているからといってできないことはありません。
しかし、長時間インプラントの問題を発生したくない方は禁煙をおすすめします。
インプラントは天然の歯のように虫歯になったりしみたりすることはありませんが、歯周病にはなってしまいます。これをインプラント周囲炎といい、進行するとインプラント周囲から骨がなくなり最後には抜け落ちてしまうことがあります。

患者さんから「タバコは肺など体に悪いことは分かっているが、歯には関係ないだろう」とか「タバコを吸っていてもちゃんと歯を磨いていれば周囲炎などならないだろう」などと言われることがあります。

タバコは様々な悪影響を全身に及ぼすのはもちろんですが、歯周病を悪化させる原因でもあります。
また、タバコを吸う人は吸わない人の4倍の確率で歯周病になりやすいと言われています。
タバコは歯周病の最大のリスク因子とも言われ、歯や歯肉に様々な影響を与えます。

タバコが及ぼす主な影響

1・血管が収縮する
歯肉が炎症を起こしても出血が抑えられるので、気付かずに症状が進行してしまう。

2・歯の表面にタールがこびりつく
タールは紙面をザラつかせ、プラークや歯石をつきやすくしてしまう。

3・抵抗力が低下する
免疫機能を停止させ、歯周病への抵抗力が下がってしまい、結果として歯周病の進行を早めてしまうのです。

シニア

歯だけではなくインプラントも例外ではありません。
タバコを吸っているとインプラントを支える歯肉の抵抗力を弱らせ、インプラントが抜け落ちる原因になります。

また、タバコはインプラント手術後の歯肉の治りを遅くしたり、インプラントと骨がくっつくのを妨げます。
インプラント治療は一般的には長期間問題が起こりませんが、インプラント周囲炎というインプラントの歯周病の原因のかなりの部分を喫煙が占めます。

インプラント治療を成功させるためには、できれば生涯にわたっての禁煙、最低でも治療最中は禁煙することをおすすめします。

欧米でのインプラント

欧米では、「タバコを吸う人には、初めからインプラントを行わない」という方針の先生もいます。
特に、アメリカは訟社会ですので全米で著名な名医でさえ

「私が手術してもタバコを吸っている患者さんのインプラントを成功させる確信はない」

と述べ喫煙者へのインプラントは初めから一切行わないという方針を採っています。

世界の学会レベルで「インプラントの失敗と大きく関連しているもの」として

(1)喫煙
(2)あごの骨量、骨質が不利な場合
(3)癌で放射線治療を受けている場合の3つが発表されました。

このように、喫煙はインプラント失敗要因の筆頭に挙げられています。

「喫煙はインプラントだけでなく、歯や全身にも非常に悪影響を及ぼす」という論文は無数にありますので、一度禁煙を検討されるのも良いかもしれません。

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インプラントと免疫力

インプラントをすることで身体の免疫力が上がります。
でも、インプラントと免疫力がどう繋がるのか、不思議に思われる方も多いと思いますが私がインプラントを10年以上やってきて、これを確信するようになりました。

夫婦

身体の免疫力向上

インプラントを入れた後に、顔色の色ツヤが良くなり、今まで痩せていた人が5㎏くらい体重が増えることもザラにあります。
その理由は色々ありますが、主なものを4つ挙げてみます。

(1)食べられるものの種類(品目)が増える

もちろん、入れ歯や歯が無い状態でも多くの物を食べることができますがどうしても食べづらい物もあります。
例えば、ごぼうや人参、蓮根などの硬い根菜類、硬いスジや繊維質の入ったアスパラガスやネギなぞのは茎菜類などは、健康な自分の歯やインプラントでならしっかり食べれますが入れ歯や歯がない状態では、なかなかししっかりとは食べることができません。

また、胡麻や苺などの「細かく硬い粒のある食品」も入れ歯ですと、「入れ歯と歯ぐきの間のはさまって痛くて食べられない」と言われる方もかなりおられます。

実は、「入れ歯や歯がない状態では、食べづらいが自分の歯やインプラントではしっかり咬める物」の大半は栄養素が豊富な野菜なのです。
ご存知の通り、野菜は抗体化作用のあるビタミンやミネラルも多く含みます。
体内で過剰に発生した活性酸素を除去して身体を守ります。

特に、繊維質の豊富な根菜類や茎菜類は腸の活動を活発にし、近年増加傾向にある大腸癌の予防にも役立ちます。
厚生労働省は、ご存知の通り一日350gの野菜摂取を進めています。
食事は毎日のことですから「インプラントを入れることで食べられる物の種類(品目)が増える」
⇒「免疫力が上がる」ということがお分かり頂けると思います。

(2)大きな食材を無理なく食べることができるようになる

「入れ歯の時には、お肉でもジャガイモでも小さく切ってから食べていたが、インプラントを入れてからはリンゴでも丸かじり出来る様になった!

入れ歯の時にはリンゴもすりおろしていたのだが…」と言われる患者さんもおられました。
食べる食材の大きさが免疫力とどう関係するのでしょうか?
実は、これが大きく関係するのです。
例えば、全く同じ食品を摂っていてもしっかり咀嚼するか咬まずに丸のみするかで身体の反応は違ってきます。
これから、それを示すラットの実験をご紹介します。

<ラットでの実験>

4週齢時から
a.粉末状のエサのみ与えるラットたち
b.固形状態エサのみ与えるラットたち  に分けて飼育。

栄養状態など、他の条件は全て同じです。

この2条件を比較するためにずっと飼育したところ初めのうちは、a.のラットたちもb.ラットたちも違いはなかったが、30週・40週と飼育していくうちにa.とb.に明らかな違いが出てきました。

a.のラットでは、いつも食後の血糖値がずっと高い状態が続く身体のなったのに対しb.のラットでは、いつも食後の血糖値が安定する体質が維持されました。

この実験から得られた結論は

「しっかり咀嚼する食生活を続けることが、安定した血糖値を維持できる身体を作りあげる」
というものです。

つまり、入れ歯では食べづらかったりんごの丸かじりなど、インプラントを入れることで大きな食材も積極的に撮れるようになる

しっかり咀嚼する食生活

安定した血糖値を維持できる身体になっていく
↓             ↓
免疫力の向上  ←  糖尿病の予防、進行抑制
↓      ↑
歯周病の予防、進行抑制

(3)咬む刺激が全身に伝わる

入れ歯とインプラントとの違いは、咬む刺激が直接顎に伝わるかどうかです。
インプラントは、単に咬めるという役割を果たしているだけではなく、毎日の「咬む状態」を身体中に伝えているという役割りも果たします。

最近は、「健康寿命」という言葉が使われます。
寝たきりや認知症になることなく、身体も心も健やかにその人らしい生活を送ることのできる期間のことです。

シニア

多くのデータが示唆することによると同じ年齢で比較した場合、残念ながら寝たきりや認知症になる人の割合は入れ歯や歯がない人の方が圧倒的に高いことが分かっています。
このことから、インプラントは免疫力の向上に寄与するだけではなく結果的には、健康寿命を伸ばす役割も果たすといえます。

(4)好きな物を美味しく食べられるようになる

「入れ歯の時には、食事がストレスだったが
インプラントを入れてからは何でもおいしく食べれて幸せ」
「インプラントを入れたので10年ぶりの家族と一緒に
焼肉が食べれて嬉しかった。息子もとても喜んでくれた。」

という患者さんからの感想を聞くたびに本当に歯科医師という職業をやっていて良かったと私自身も幸せな気持ちになります。

毎日の食事で美味しく幸せに食べられること、つまり幸せや笑いは免疫力を向上させることは説明するまでもありませんね。
さらには、インプラントをしてから、人との会話を避けていた人が積極的のなったり人と旅行に行くことをやめていた人が気軽に出かけられるようになったりという感想もよく頂きます。

これは、インプラントをすることでお口の中が快適になり、物がよく咬めるようになったり、口元が若返ることで普段の生活の質もより良くなることを表しています。
こうして、患者さんの人生を幸せにするサポートができることを私達は何より嬉しく思います。

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