歯を抜いてインプラントにするのはどうか?

0011788 歯を抜いてインプラントにするのはどうか?

answer 「なるべく抜かない なるべく削らない」が基本ですが、しかし将来的にインプラントをすることをご希望される場合には時期を見て歯を抜くことをご相談させていただくこともあります。

それは、
(1)医学的に見て抜歯の適応となる歯
(2)その歯が炎症を繰り返し、周りの骨を溶かし続けている
という場合です。周りの歯を溶かし、骨レベルが下がりインプラントが万が一出来ないという事を回避する為にも将来的にインプラントを考えている方には、早目に抜く事をお勧めする事もあります。

そもそも、医学的に見て抜歯の適応となる歯とはその歯を抜かなければ、炎症や顎の骨の吸収を完全にとめる事はできないという歯の事です。
そういう歯に対する治療方針としては、

(1)やれるだけの事(対症療法)をやってその歯を使える間使う
(2)抜歯する

の、二通りですが(1)の期間が長期に及ぶと炎症によってその歯の周りの骨がどんどん溶かされてしまうことがよくあります。

私たちも(1)の期間が長かった歯を抜歯することがありますが残念ながら抜いた歯の周りの骨が長期間の炎症によってほとんど残っていないこともあります。
骨が残っていなければ、インプラントができなくなってしまうこともありますので炎症が続き、骨の吸収が進んでいる歯については抜歯の提案をさせて頂くこともあります。
ただし、残せる状態の歯を抜くということは決していたしません。

歯を抜いた後、すぐにインプラントが入れれるわけではありません。残念ながら、抜歯になってしまった後、インプラントを希望される場合、抜歯後、3ヵ月経過後にCT撮影を行い、骨レベルの診査をし、インプラント治療計画を立てます。

今後急ぎの予定がある・いつまでにインプラントを入れたい、などがある方は、抜歯するタイミングも考える必要があります。

ご不明の点がありましたら、いつでもご相談ください。

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