タイトルの文字通り、小さい子を見ていると、テレビをみながらお口をぽかーんと開いている子供を見たことがあると思います。
そういえばうちの子も！というお母さんも多いのではないでしょうか？

お口をあけっぱなしだとトラブルが起こる？

そもそもなぜ、子供の中にはお口を開けている子が多いのでしょうか？

原因１・３歳を過ぎても指しゃぶりの癖がある

指しゃぶりをする癖があると、指をお口の中に入れて無意識のうちに前歯を前へ前へと押し出しています。
その行為が習慣になることで、開口の原因となるといわれています。

※奥歯で噛んでいるが、前歯ではうまく噛めない、口が閉じづらい状態を開口といいます。

原因２・頻繁に鼻がつまっている

小さい子ってすぐに風邪をひいたりして鼻水をたらしたり、鼻がつまってしまうことがあります。
また、アレルギー性鼻炎などの子はよく鼻がつまってしまいます。
鼻がつまることで口呼吸になり、呼吸をするために自然と口が開いてしまいます。
その他にも早いうちから、けがなどで前歯の乳歯が抜けてしまったりすると、抜けた隙間に舌を入れる癖がついたりして開口につながります。

口が開いていると困ることがあるの？

口があいているとどのような問題が起きるのでしょうか。

１．口臭がする

お口が開いてお口の中が乾燥することで唾液の分泌量が減り、匂いの原因となる細菌が増えます。そのため口臭が強くなることがあります。

２．虫歯の原因になる

口臭のところでもお話ししたように、口を開けていると唾液の量が減ります。
そのため、きちんと自浄作用が作用せず、汚れを落とすことができません。また、虫歯にもなりやすくなります。

３．顔がゆがむ

お口が常に開いていることで、だんだん噛み合わせが悪くなります。
そのため、あごの骨などの成長に悪い影響を与え、顔がゆがむことがあります。

４．感染にやすくなる

お口が開いていることで口呼吸となり、細菌やウィルスがダイレクトにのどや体内に侵入します。
そのため、インフルエンザや風邪などにかかりやすくなります。

正常な舌は口を閉じたときに舌が上顎のところにくっついているのが正常です。
しかし、子供にそれを意識しろといっても難しいですよね。
舌や唇の筋肉をきたえ、ぽかーんと開いたお口から卒業しましょう。