知っておこう!花粉症と口内環境!

冬の寒さもだいぶ和らいできたこの時期。もうすぐ暖かい春がやってきますね!

春といえば入学式やお花見・新しい事のスタートなど楽しいことがたくさんありますが、この時期花粉症に悩まされている方が多くいるのではないでしょうか?

花粉症を簡単に説明すると、ヒノキやスギなどの植物の花粉が原因となり、くしゃみや目のかゆみ、鼻水などのアレルギー症状がでる病気です。

花粉症と口内環境

この花粉症という病気ですが、アレルギー症状だけでなく、お口の中にも注意が必要だということを知っていましたか?

花粉症と口内環境にはどのような関係があるのでしょうか。

粉と口腔内の環境にはどんな関係がある?

お口の中は健康な場合、唾液で満たされています。
この唾液はただお口の中の乾燥を防いでいるだけではありません。
唾液には抗菌・洗浄の作用や、歯周病や虫歯の予防の役目もあるのです。
また、再石灰化にも重要な存在です。

しかし、その重大な役目をしている唾液が花粉症の薬によって減ってしまうというのです。
(※全ての薬ではありません)
花粉症の薬には唾液の分泌を低下させる成分が入っているものが多くあるため、花粉症の症状は治まってもお口の中は乾燥してしまいます。

また、花粉症の症状である鼻水は鼻が詰まるとどうしても口呼吸になってしまいます。
そのため、お口の中が乾燥しカラカラになってしまいます。
お口の中の唾液が減り、乾燥状態が続く事でお口の中の細菌が増殖しやすくなります。

歯の周りにはプラークが付着しやすくなり、その状態のまましっかりとした歯磨きをしないと磨き残しが増え、歯石になります。
歯石になってしまうと歯ブラシでは落とす事が出来ません。

このように、や細菌が増える事で歯周病や虫歯になるリスクが高くなります。

花粉症の人はどのようなことに気をつけたらいいの?

では花粉症の人はどのようなことに気をつけたらよいのでしょうか。 

・  お口を乾燥させないように水分をしっかり摂取する
・  歯石などを作らないようにこまめに歯磨きを行う
・  ガム(キシリトール入りのも)などを噛んで唾液の分泌を促す

このように花粉症の人は特に口腔内のケアをきちんと行うようにしましょう!

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