インプラントブログ
「インプラントと義歯セミナー」参加
H24.9.16
インプラントの応用は、歯科では20年前から普及し始め、10年前より多くの歯科医師が臨床に活用してきています。
昨今のマスコミ報道ではインプラント否定的な内容も多く、まだ体験していない多くの患者さんから心配する声をいただきました。
しかし、もうすでにインプラント体験をされている声からは相変わらず感謝の声がいただけてます。
私自身の考えは、
20年前に自分が植立したインプラントを見ていて、「うまく活用し、きちんとした診断のもとに応用すれば患者さんのお口の健康と快適な食生活には、少なからず貢献できるもの」と確信しております。
今回参加したセミナーは、「今まで義歯を使っているが、その義歯でもう少し快適に食事をすることはできないか」というテーマです。
義歯にインプラントを活用することによって、いかに今の義歯を改善できるかを取り上げていました。
講師は大阪大学教授の前田芳信先生でインプラントを義歯に応用する分野の日本の第一人者です。
このテーマは、私自身がインプラントは15年以上使えると確信ができてから取り組んだテーマの一つですが、今回その内容を20年以上日本の歯科界の中心で進めてこられた講師の話は、とても説得力があり自分で疑問に感じていたことにも明確な答えを示していただけました。
今まで前田先生の講演は学会等で何度も聞いていたのですが、今回はじっくり時間をかけて聴くことができ、さらに自由に質問も受けていただけたのでとても有意義な時間となりました。
義歯を現在使っておられても、思ったように食事ができない方によりよい一つの改善策がみつかりました。
・歯がない本数が多くて、インプラントを予算的にあきらめていた方
・下の総入れ歯ががたついて困っている方
・下の部分入れ歯が咬めない方
には、特におすすめの方法です。
ノーベルバイオケアインプラントセミナー参加
H28.4.10にノーベルバイオケア インプラントセミナーに参加してきました。
現在丸子歯科では、4種類のインプラントを適応症に応じて使い分けています。
そのうちの一つにノーベルバイオケアという世界的に最も歴史があり最大使用量の会社のアクティブという製品を使用しています。
アクティブは主に骨のボリュームが少ない人や骨が軟らかい人に使用していますが、新製品が追加されたのでその使い方の確認とさらなるバリエーションアップを目的で今まで3回ほど受講していましたが3年ぶりに参加してきました。
講師は依田 泰先生でいつもわかりやすい説明と本音を語っていただけるのでとても参考になります。
今回も品川のノーベルバイオケア研修会場で2日間にわたるものでした。
今回は今までよりさらに細いタイプのものとさらに太いタイプのものが新製品として追加され、タイプが違う製品もラインアップしたのでその使い方のハンズオンセミナーもあり、とても参考になりました。
インプラントは40年の歴史がありますが、年々製品の改良が進み新しい情報を常に入手していないといけません。
最近では、丸子歯科でインプラントを入れて10年、20年経過して「何でも食べられますよ」と言っていただける患者さんもますます増え、改めてインプラントが患者さんのQOL向上に役立っていることを実感しています。
これからも患者さんと喜びを共有できる医療を目指していきます。
インプラントサミット参加 11/23
H26.11.23(日)24(祝)の2日間、東京虎の門ヒルズで行われた
デンツプライ社主催のインプラントサミットに参加してきました。
虎の門ヒルズは、最近できたばかりのピカピカの高層ビルで1階は庭園に階段のスロープがつきさすが最先端のビルという感じでした。
特にエレベーターが動いているのがほとんどわからない位静かなのにはビックリです。
サミットの内容は、最先端のコンピューターを使用したインプラントの作製、どんどん進化する材料の経年的評価と適応症の選び方、インプラント植立後の管理の仕方など2日間朝の9時から夜の6時まで盛りだくさんでした。
特に、今回私が興味をもったのが、いかにインプラントの本数を少なくして機能回復を向上させるかというテクニックと考えです。
今までのインプラント設計の基本的考え方は、なくなった歯の本数に近いインプラントを植立するというものでしたが、今回インプラントの本数がかなり少なくても義歯と併用して条件がととのっていれば10年院上経過良好な症例を提案されました。
インプラントの本数が少なければ、肉体的負担はもちろん経済的負担も少なくなりより、多くの方にインプラントが適応できるようになります。
今までもその方法を検討はしていたのですが、今回その詳しい基準(条件)が示されたことで今後のインプラント治療の設計に応用していけそうです。
1日目の夜は、東京にいる子供達と待ち合わせし、表参道ヒルズに行ってきました。
表参道のイルミネーションを期待していたのですが、12月1日からとのことだったので残念ながら空振りでした。
「CTをインプラント、再生療法に活用」というテーマの講演会に参加
H26年7月27日
名古屋市の今池モリタにて「CTをインプラント、再生療法に活用」というテーマで講演会があり聴講してきました。
演者は、静岡県磐田市でご開業の北島一先生です。
この先生は、歯周病がかなり進行した歯に対しても最近よくテレビで報道される再生療法で積極的に歯を残し予後で追求されている先生です。
著者を読んで、丸子歯科の基本方針である「なるべく歯を残す」ことに共通する内容でしたので受講してみました。
再生療法とは、何かと報道もされましたので、ご存知の方も多いと思いますがなくなった体の一部を元に戻す治療方法のことを言います。
歯科で行う再生療法は、話題のSTAP細胞はもちろん京都大学のIPS細胞も実用化されておらず、NHKで最近報道されたサイトカイン療法(FGF-2)も大阪大学で実用化試験段階です。
現在のところ歯の周囲の骨の再生をする方法が実践可能なものです。
丸子歯科では1年前にCTを導入しました。
歯科開業医の現段階でCT普及率は約15%です。
以前のレントゲン写真では、骨がどこにあるかは2次元でしかわからず読影が困難なこともありましたがCTを導入してから立体的に歯と骨形態がわかるようになり術前の診断がとても正確にできるようになりました。
そのため、インプラントの術前診断や歯周病の進行度のチェックにとても役立っています。
今回の講演では歯科でのCTの活用の仕方とインプラントや歯周再生療法の10年以上前から取り組んでこられた成果を発表されました。
再生療法の10年後の結果がとてもよくわかり、今後の丸子歯科での臨床に活用できるとても良い内容でした。
講師の先生ありがとうございました。
講演のあと、最近恒例となりました大相撲の名古屋場所の千秋楽の観戦に行きました。
テレビとは違う生の迫力と優勝決定する結びの一番では両横綱の気迫が間近で感じられ真剣勝負の迫力十分のものでした。
息子たちがやっているハンドボール・プロ野球・Jリーグ・大相撲とスポーツ観戦が大好きな私はそれぞれ年に一回くらいずつ観に行きますがテレビでは味わえない臨場感があり、気持ちをリフレッシュさせてもらってます。
帰りの梅坪駅に着いた時、おいでん祭りの花火が鳴り響いていてしばし鑑賞も楽しめ、夜まで充実した一日を過ごせました。
インプラントセミナー参加 2
以前、GC名古屋営業所で「インプラント治療における歯科衛生士の役割」の講習会にスタッフ7名で参加しました。
みなさんインプラントとは何か知っていますか?
インプラントは、失ってしまった歯の部分に人工の歯を入れる事です。
ブリッジや義歯は隣の健全な歯を削ったり負担をかけてしまいますが、インプラントはその部分の骨に埋め込むので隣の歯に負担をかけなくてすみます。
私たち歯科衛生士はインプラントを成功へ導くためのお手伝いをさせていただいてます。
インプラント前のクリーニングや術後のメインテナンスを積極的に行い、患者さんの健康をサポートしています。
患者自身のセルフケアと共に医院での定期的メインテナンス時のプロケアが大切で、そのためにはインプラント周囲炎の原因となるインプラントと歯間の境い目にある歯垢(プラーク)をしっかりとることをしていくことが大事だと学びました。
私たち歯科衛生士は患者さんが健康で過ごしていただくための歯のサポーターとしてこれからも患者さん一人一人のあったクリーニングを心掛けていきたいと思います。
インプラントセミナー参加 7/7
平成25年7月7日、世界のインプラントメーカーではトップシェアを誇る、ノーベルバイオケアが新しいタイプのインプラント(ノーベルアクティブ)を発売したため大阪梅田スカイビルにて行われたステップアップコースに参加してきました。
久しぶりに大阪梅田に行ったのですが、以前の駅裏が再開発され、グランフロント大阪など大変キレイなビルが立ち並びどちらが駅の表側かわからないような状態でした。
今回新しく出たインプラントは形態が従来のものと比べると斬新で植立する部位の骨質が薄くて弱くても可能なものになってます。
今まで丸子歯科で行ってきたインプラントの形態では安定が困難だった状態の所でもしっかり止まる形態になっており、この半年間で10本位使用してきましたが全部良好な経過をたどっています。
今回セミナーでは、より詳しい適応の仕方が解説され今までインプラントが適応できなかったところにも応用できることがわかり丸子歯科でのインプラント適応の範囲が拡大できそうです。
相変わらず、マスコミではインプラントに厳しい意見が見受けられてますが一部の医療機間を除いてほとんどの方は、インプラント治療後に満足されているデータが出てます。
適切な治療と喜んでいただける結果をこれからも目指したいと思っています。
下川公一先生 再生療法セミナー参加
H25年6月15,16日の2日間、私の母校である九州歯科大学同窓会で開催された再生療法セミナーに参加してきました。
北九州市小倉での講習でしたので、数年ぶりに母校に行ったのですが私が在校した30年前とは校舎も病院も全部建て替えられたためなつかしさは全く感じられずどこに会場があるかも聞かないとわからない状態でした。
講師は、私が最も尊敬する先輩の一人であり、日本中から講演でひっぱりだこの下川公一先生です。
この先生とは、私が学生時代から縁があり、大学6年生の時に将来の進路を相談に自宅まで伺ったこともありました。
また、私が大学院時代には北九州歯学研究会という開業医の勉強会でも話を聞かせていただくことも多くそのなみはずれた臨床能力ときびしく臨床に取り組む姿勢に当時とても驚いたことを今でも覚えています。
豊田で開業してからも、東京などでよく講演は聞かせていただいていましたが今回は再生療法をメインテーマに講演があると聞きとても楽しみにしていました。
再生療法は最近ノーベル賞を受賞したIPS細胞の京都大学、山中教授のおかげでよくマスコミに取り上げられほとんどの方が聞いたことがあると思います。
歯科では、歯周病の治療にIPS細胞ではありませんが臨床応用されており最近の歯科学会の中心テーマです。
下川先生は、このテーマの実践を20年前位から取り組んでおられ、その成果を20年前から現在までの経過を写真を使って非常にわかりやすく紹介してくださいました。
当院でも5~6年前からインプラントの方を中心に臨床応用してきていますが下川歯科で行ってきた20年以上の経過を見る機会をいただき、とても参考になると共に現在丸子歯科でやっている方針に確信がもてる内容でした。
今後、再生療法をさらにバージョンアップしていくよいきっかけになりそうです。
69歳になられた下川先生が、相変わらずバリバリに臨床をされていることもよい刺激となりました。
2日間すばらしい臨床を見させていただき下川先生ありがとうございました。
中村社網先生第三回セミナー参加
H25.2.16(土)17(日)
東京品川にあるイーストワンタワーで中村先生第三回目のセミナーに参加しました。
今回は、最新のCTを使った診断とそれに基づいてコンピューター分析を行い、インプラント手術を極めて正確に行うテクニック実習しました。
当院では今のところCTを導入していませんのですぐにこの方法が実践できるわけではありません。
イメージとしては、マスコミで報道されているコンピューターを使った脳の手術に近いかもしれません。
中村社網先生の素晴らしいところは
「インプラントをいかに正確に、患者さんの負担が少ない方法で高い成功率という結果を出すかをつきつめて考え実践している」ということです。
この3回のセミナーを受講し、現在の自分が行っているインプラント治療をよりバージョンアップするには何が必要であるかがはっきりしました。
どんなことが現在の最先端治療ではできるのかが再確認できました。
何よりも感じたことはインプラント治療がきちんとした知識と手技で行えば極めて高い患者さんの喜びとQOLの向上につながるということです。
そして、私自身がより積極的にインプラントに取り組むパワーが頂けたことです。
インプラントというテーマで目指す先生が見つかったことに感謝です。
中村社網先生6日間ありがとうございました。
そして、今後ともよろしくお願いいたします。
インプラントと再生療法セミナー参加
H25.1.27(日)
東京御茶ノ水にある東京医科歯科大学で行われた歯周病とインプラントの再生療法をテーマとした講演会に参加してきました。
講師は京都市ご開業の宮本泰和先生です。
日本臨床歯周病学会理事長で日本の歯科分野での再生療法をけん引されている先生です。
再生療法というと京都大学の山中教授が、ノーベル賞を授与されIPS細胞の名前で多くの方が知る存在となりました。
しかし、医科ではもちろん歯科でもIPS細胞はまだ実用されていません。
将来はこの分野の臨床応用が期待され歯周病で歯がなくなってもインプラントではなく自分の歯が再生できもう一度そこに植立できる日が待たれます。
歯科での現在応用できる再生療法は、歯周病で歯の周囲の骨がなくなったところやインプラント植立時に骨が不足する場合に骨を再生したり骨造成する方法です。
すでに10年以上前から臨床応用可能となっています。
丸子歯科では、約5年前よりこの技術は取り入れており、特に骨が残り少ない方へのインプラント手術には頻繁に活用しており、とても良好な結果を得ています。
最近の医療の中で最も進歩が期待できる分野ですのでこれからも最新情報を正しく応用していきたいと考えています。
中村社綱先生第二回セミナー参加
H25.1.19(土)20(日)
東京の上野にある(株)ヨシダにて、中村先生2回目のセミナーに参加してきました。
今日はインプラントを植立する部位に骨のボリュームが少ない場合には、いかに対応するかをメインテーマとした講演でした。
骨の再生療法(骨造成)は、丸子歯科でも5年程前から臨床に取り入れ良好な結果を得ていますが、日本のトップ臨床家がどんな方法を採用しているかを知るにはとてもよい機会となりました。
約8年前に受講した時の方法とは、かなり変化しており、実際のテクニックもとてもすばらしく興味深いものでした。
インプラント治療は、道具もテクニックも年々変化と進化が著しく、約1年前に丸子歯科で導入したインプラントシステムの利点とさらなる活用方法の確認もでき大変有意義な日となりました。
8年前にこのセミナーを受講したときから、インプラント治療はきちんとやればとても患者さんの人生に貢献できる治療だとそれまで以上に確信し、丸子歯科でも現在99.5%成功率を保っています。
今回のセミナー受講で、新しく導入したインプラントの適応できる範囲がさらに拡大できるとわかり臨床に採用していきたいと思います。
「中村社綱先生第一回インプラントセミナー参加」
H24.12.15-16
丸子歯科がインプラントに取り込んで20年。この間、インプラントに関する色々な学会、セミナーに毎年平均10回以上は参加してきました。
日本口腔インプラント学会で報告される内容をはじめ、この20年間でインプラントに関する情報は目まぐるしく変化しました。
最新情報と共に信頼出来る情報を探し続けている20年だったと思います。
このテーマは、まだまだこれからも変化し続けるので日々勉強を楽しく続けている現在です。
そんな中で、今回講師をしている中村先生は日本でもインプラントのトップ臨床家として30年前より、日本のインプラントの臨床を文字通りけん引してきた方で熊本でインプラント専門の医院を開業されています。
私自身は、8年前にこの先生のセミナーを受け、その技術、知識、経験の豊富さに「中村先生はすごい!」と圧倒されました。
今回は、どんどん変化と進化をするインプラントを再確認するために再度受講することにしました。会場は東京品川のイーストワンタワーでした。
やはり、この先生のパワーは素晴らしく8年前とは診断以外の内容はほとんど変わっていました。日常疑問に感じていたことがどんどん解決できていく内容でとても楽しい2日間でした。今回のセミナーで最も印象に残ったことは次の言葉です。
「成功率を1%上げるためには、膨大な知識、努力と正確な技術が必要なんですよ」
これを聞いて、いつも最先端を走り続ける先生ならではの苦労と努力を痛感しました。
私自身も、より高い成功率を目指して日々の臨床にあたりたいと強く感じています。
そのため、自分自身で新しく臨床に採用する基準を次のように決めています。
1)臨床データが5年以上経過し、より評価が上がっているもの
2)信頼できる臨床家(今回の中村先生のような方)が高く評価しているもの
3)長年の実績あるメーカーが提供しているもの
1月、2月とこのセミナーは続きますので、また報告したいと思います。
「日本口腔インプラント学会」参加
H24.9.22-23
毎年出席している、インプラント学会が今年は大阪国際会議場で開催され、9月22日が祝日で連休でもあったため、2日間とも参加できました。
今回は
「インプラント患者目線での安心医療とは」
をメインテーマとし、インプラント治療に対する安全と安心について考える学会となっていました。
この学会は、会員数が1万人を超えるだけあって参加人数も多く、朝9時前に到着してもすでに人気がある講師のセミナーは受付終了している程でした。
学会のよい所は、最新情報が得られることが一番ですが、多くの講演が各コーナーで行われているため興味がある所はすぐに聴講でき、とても効率よく情報収集ができることです。
最近の学会では、昼食時間にもランチョンセミナーといって食事をしながら講演を聞くこともでき、びっしり一日学会にひたれました。
夜は、長男が京都の大学に在学中のため、久しぶりに家族全員そろって京都に宿泊。
2日目は、朝から京都大原にある寂光院を散策しわずかばかりの京都観光。
昼食前には再び大阪にもどり2日目の学会に参加しました。
多忙な2日間ではありましたが、とても有意義な日を過ごせました。
今回の学会では、インプラントを患者さんにきちんと伝えることの重要性がクローズアップされていました。
よりわかりやすい説明がどんなものか、患者さんはどんなことに不安を感じているのかが理解でき、これからのカウンセリングに役立てていきたいと考えています。